あの日の舞台を歩く ~鳥羽・伏見の戦い 伏見編~

大政奉還によって江戸幕府265年の歴史がその幕を閉じました。

ひとつの時代が終わったのです。

そしてそれは新しい時代の始まりであったはずでした。

しかし、大政奉還後の政局は決して安定したものではありませんでした。むしろ、薩長をはじめとする討幕側の思惑と、新政権に参画しようとする徳川慶喜、それを支持する山内容堂らの思惑、ただただ幕府を守らんと純情なまでに立場を貫き通す会津、桑名の思惑、そして態度を決めかねる多勢の思いがぶつかり合い、京都はこれまでにないほどの緊張に包まれていました。

一方で、江戸では既に無効となったはずの「討幕の密勅」を根拠とした薩摩藩による挑発行為が繰り返され、旧幕府側も我慢の限界に差し掛かっていました。そんな折、大坂から京都に入る玄関口、鳥羽と伏見の地にて「通せ」「通さん」の押し問答がついに戦闘に発展してしまいました。これすなわち「鳥羽・伏見の戦い」であります。

旧幕府軍は自らの立場を証明するために大坂より京都へと向かい、薩長ら討幕派の軍勢はそれを阻止せんと京都郊外の鳥羽、そして伏見に展開したのです。

睨み合いは旧幕府軍がしびれをきらしたことで終わりを告げました。強硬に突破せんと進軍する旧幕府軍に対し、薩摩藩兵は容赦なく弾を浴びせました。もはや互いを止める術はありませんでした。

戊辰戦争の緒戦となった「鳥羽・伏見の戦い」。徳川慶喜側、薩摩側各々の思惑もそれぞれに、結果として江戸幕府の終焉と新時代の到来を証拠付ける大きな戦闘の端緒となりました。とりわけ伏見における戦闘は、旧幕府の拠点である伏見奉行所があり、旧幕府側の主力であった会津藩兵が京橋より多数上陸、駐屯したこと、そして薩摩藩が大砲などの近代兵器を多数携えて布陣したこともあって大変な激闘となりました。また、開戦の翌日には錦旗が翻り、「官軍VS賊軍」という図式ができあがったのもこの戦いでした。ここで日本の歴史が動いたのです。

平成最後という節目の年に、日本の歴史を変えた、あの日の舞台を歩いてみませんか。激戦が繰り広げられたあの場所、あの通りを。そこにあるのは正義のために戦った兵士達の記憶なのです。そう、そこには確実にあの日の記憶が横たわっているのです。それは幕軍であれ新政府軍であれ、日本のために戦った男たちの記憶でもあるのです。薩摩、長州、土佐。幕臣、会津、新撰組、桑名、大垣、浜田、鳥羽、高松、それぞれのつわものたちが、それぞれの威信をかけて戦った記憶でもあるのです。あの日、そう、あの日の記憶を手繰り寄せる小さな旅に一緒にでかけましょう。いつも見慣れた景色が変わったものに見えるかもしれません。

・幕軍は目と鼻の先!?薩摩の思惑はいかに?
・彦根藩よいずこへ…いずれが敵かいずれが味方か?
・高台から見下ろすのは奉行所!この戦いはもはや薩摩の手中?
・弾痕は何をか語る…最大の激戦地にて新選組の意地をみた!
・街中を薩摩が長州が、会津が幕府歩兵隊が!市街戦の末は?
・積年の恨みはここで晴らす!長州藩ここに見参!
・会津の意地か、偶然か?白井五郎太夫率いる大砲隊がよもやの?
・土佐藩兵よ、何をか思う?山内容堂公の命令はどうなる?どうする土佐!
・薩摩藩伏見屋敷大炎上!龍馬も匿われた薩摩屋敷灰燼と帰す!いったい誰の手で!?
・大坂より会津藩先鋒隊ここに上陸!見てろ薩長!いざゆかん!
・城を捨てた屈辱はここで晴らす!打倒長州!浜田藩士の気合い!
・会津、桑名、大垣だけではない!小藩の意地をここで見せる!
・あなあわれ…大将に見捨てられた兵士達が夜を明かし場所
・伏見炎上!寺田屋も炎上!幕軍は退く、官軍は追う!淀城でもうひと合戦!
・伏見の戦いも目撃した老舗、伏見駿河屋にてあの日を思う…

などなど

開催日時
3月21日(木祝)13:30~
6月2日(日)13:30~
※雨天決行、荒天の場合は中止します。時間等詳細は後日更新致します
※最少催行人数2名(最少催行人数が設定されているツアーですので、お申込みはなるべく前日までにお願い致します。当日参加の場合もツアー開始1時間前までにはご連絡下さい。当日はメール、Twitterメッセージ、Twitterリプライが便利です!リアルタイムで確認しております。)
および随時開催
※ツアーは開催日を設けておりますが、複数名以上のお申し込みについてはご希望の日時に開催することも可能な場合があります。「日程は合わないけど、ツアーには参加してみたい…」という方はまずお問い合わせ下さい。お客様のご希望に出来る限り応えられるよう尽力いたします。
集合
近鉄桃山御陵前駅付近
参加費用
2,000円(税込、資料・電車代を含む)高校生以下は1,000円
※当日集合時にお支払いください。お釣りのないようお願いします。
※小学生以下は、保護者同伴に限り参加費用不要です
コース
近鉄桃山御陵前→御香宮(薩摩藩本陣)→龍雲寺(彦根藩兵布陣地・薩摩藩台場)→伏見奉行所跡(旧幕府軍本陣)→魚三楼(新選組・薩長軍激戦地)→大手筋(両軍激戦地)→風呂屋町(会津藩砲兵隊行軍地)→肥後町→土橋(土佐藩兵布陣地)→薩摩藩屋敷跡→尾張徳川家屋敷跡→東本願寺伏見別院(会津藩本営)→土佐藩屋敷跡→月桂冠大倉家(浜田藩兵駐屯地)→寺田屋→京橋(旧幕府軍撤退地・野営地)→伏見駿河屋(電車発祥の地)→油掛地蔵→大手筋商店街(解散)
ツアーガイド
ツアーディレクター:
村上 トシアキ(むらかみ としあき)  
千葉県市原市生まれ。京都市在住。京都まほろばツアーズ代表・旅行業務取扱管理者。文学学士(比較歴史専攻)政策科学修士(交通史・都市史・都市交通専攻)、博物館学芸員資格、歴史検定日本史1級、中学社会科、高等学校地理歴史科・公民科教員免許、図書館教諭免許所有。趣味はまち歩き、鉄道旅、史跡探訪、地図観賞、酒場巡り、J2観戦、交通全般、墓参り、ロック観賞、ギター。京都の街を隅から隅まで歩き続けて◯十年。ロージの奥に潜むストーリーを日々求める毎日。北は宗谷岬から南は波照間島までを鉄道や船、バスといった公共交通と歩きで制覇、同時に稚内から波照間まで全国の酒場、麺屋を訪ねた過去を持つ。壮大かつ詳細な経験をもとにユーモアあふれるトークを駆使して歴史・まち・祭事・食・酒・交通に関するツアーであなたをその世界に導きます。
お申込み
こちらのフォームより前日までにお申し込みください→ お申し込み
(定員約20名、事前予約・最少催行人数2名)